蛯原 淳(えびはら じゅん)
組織風土コンサルタント
「事業戦略」と「組織風土」は、経営の両輪。
個人と組織のポテンシャルを最大限まで引き出し、
ビジネスの持続的な成長に貢献します。
C&Mコンサルティング代表の蛯原です。
26年間、コンサルティング会社とメーカーの人事部において、
一貫して会社のビジョン・事業戦略実現のために、組織人事の仕組みの構築に携わってきました。
昨今、人材獲得がますます困難となる中、今いる人材の能力を少しでも引き出し、
全員を戦力化させ、定着させることは、今後の会社の成長の大きなカギになっています。
私自身も、会社員としてのパフォーマンスは、環境で大きく変わりました。
新卒で入ったアクセンチュアでは、環境に恵まれ、3年半でマネジャーに昇格しました。
しかしその後、IT系の新規事業プロジェクトでは事実上の戦力外通告、窓際扱いでした。
ユニクロでは、オーナー企業の神髄に触れ、ダイナミズムに高揚感を覚えつつも、
店舗の現場の文化が分からずに、立ち往生の連続でした。
IHI/ABBの合弁会社では、大型商船の機関室内でエンジニアから吊し上げにあったり、
日産では、ルノーのフランス人vs日本人の板挟みで風見鶏扱いを受けたり、等々、
多くの山あり谷ありを経験し、人生を満喫してきました。
同じ人間でも、置かれた環境と「組織風土」によって、発揮能力は大きく変わります。
ひとり一人の貢献度、そして組織の戦力を高めるには、
人材の多様化がますます進む中、バラバラに頑張らせても、極めて非効率です。
全員が同じ価値観を共有し、組織の構造・役割・意思決定プロセス、人事制度、
円滑なコミュニケーションを取って仕事ができる「組織風土」という、
ビジネスを効果的に行うための「体質、土壌づくり」が不可欠です。
しかし、多くの会社では「組織風土」は「自然発生的なもの」として放置されがちで、
ビジネス上の大きな機会損失になっています。
本来「組織風土」は、会社のあるべき姿・事業戦略から、トップが意志を持って示し、
組織人事の「仕組み」によって、意図的にコントロールすべきものです。
「事業戦略」と「組織風土」は車の両輪です。
そうやって初めて、同じベクトルに向かった全員の戦力化、ワンチーム化が可能となり、
ビジネス成長の強力な原動力となります。
近年、昭和的な「同じ釜の飯」文化が過去のものとなり、各社、組織づくりに苦戦しています。
一方で、外資系の先進企業では、人材の国籍・人種・文化的な背景が多様であることを大前提に、
風土=Culture を巧みに設計し、強力にコントロールして、
日本企業の「失われた30年」を横目に、着々と業績をあげ続けています。
ひとり一人のポテンシャルを最大限まで引き出し、意欲あふれる会社の成長と競争力の向上、
ひいては、日本社会全体の活力を高めることに、少しでも貢献したい。
そして、自分の子供を含む次世代に、少しでも誇れる良い社会を残したい。
そういった想いから、本コンサルティングを提供しています。
<職歴>
- 日産自動車 日本人事部 部長(管轄50名)
- 新卒・中途採用、人材育成、評価、報酬、福利厚生、労務、コンプライアンス、労働組合対応を統括 - ABB 人事部長 兼 ターボシステムズユナイテッド(IHI合弁会社)人事部長
- ユニクロ 本社人事部 プロジェクトマネジャー
- アクセンチュア 戦略コンサルティング部門 マネジャー
<その他経歴>
- 1971年生まれ、福岡県立 修猷館高校、東京大学 工学部 土木工学科卒
- 元ヨット日本代表選手(2001年チームレース世界選手権 @チェコ共和国)